【iOSDC Japan 2024 レポート】DAY 0「watchOS 最前線 〜現代のApple Watch向けアプリの作り方〜」を聞いてきた。

【iOSDC Japan 2024 レポート】DAY 0「watchOS 最前線 〜現代のApple Watch向けアプリの作り方〜」を聞いてきた。

Clock Icon2024.08.23

はじめに

年に一度のiOSエンジニアの為のお祭りiOSDC Japan 2024に参加しています。

せっかくなので、参加したセッションのレポートを書きたいと思います。

watchOS 最前線 〜現代のApple Watch向けアプリの作り方〜

登壇者

概要

2023年秋に公開されたwatchOS 10では、Apple Watchのインターフェースが大きく変わり、TabViewやNavigationStackなどのUI/UXが大幅に変化しました。
このセッションでは、SwiftUI、WidgetKit、Live ActivityなどのiOSにおける一般的な技術要素をApple Watchでどのように適用していくべきかを体系的に学びます。特に、より使いやすくなったwatchOS 10のアプリ開発における重要なトピックを深掘りします。

また、ComplicationやスマートスタックがApple Watch上でどのように動作するかについても詳しく解説します。

このセッションをご覧いただくことで、iOSエンジニアがApple Watchアプリの開発を始めるための基礎知識を得ることができます。これまでの知識を他のAppleプラットフォームに応用し、スキルの幅を広げる最初の一歩を踏み出しましょう。

引用: fortee

資料

https://www.icloud.com/keynote/0adxTQPgARlzZx9gQUJp3GnEQ

感想

Apple Watchは2014年に発売されたので10周年なんですね。おめでとうございます!

まず、冒頭で登壇者の方が開発したParking Reminderという駐輪場の番号を記録して、精算機と駐輪場の往復を減らせるApple Watchアプリを紹介されていたのですが、これは確かに駐車場に車を停めるときに感じていたモヤモヤだったのでこういうのがあればとても助かります!
ホテルに泊まったりする時も最近はルームキーに番号ついてなくて、メモ帳に部屋番号を書いておくことがあったので早速使わせてもらおうと思います。

https://apps.apple.com/jp/app/parking-lot-reminder/id1499314933

こちらのトークでは、iPhoneとApple Watchの通信の話ではなく、Apple Watch単体での開発の話がメインでした。

  • Apple Watchは制限が多いデバイスなので、特化したアプリを作ると便利
  • iOS開発で得た知識の多くがwatchOSの開発でも有効の為、iOSがわかっていれば、学習コストが少なく開発が進められる
  • また、逆にiOSアプリに入る前の練習として試してみるのもいい
  • WidgetKitやApp Intents,Swift ChartsやSwift DataのようなiOSでお馴染みの記述が使用

上記の話もとても納得で、最近のApple WatchアプリはSwiftUIで実装するので、初めてのSwiftUIチャレンジにも良さそうですね。

とても勉強になった点は、TabViewを使用する場合は縦スクロールの方が良い。理由としては、デジタルクラウンが使用できると画面を指が遮らない為、体験がいいという点。考えてみれば当たり前のことでとても納得しました。

また、Apple Watchはデバイスによってはエッジが丸みがかっているものもあり、そういった場合でもエッジに隠れて欲しくないTextなどには.scenePaddingを使用した方がいい。

そして、ありがたい情報としてwatchOS 9以降はコンプリケーションはWidgetKitで作成可能!!!普段から
Widgetを愛するものとしては、実装コストがとても下がるのでこれは嬉しいニュースを聞けました。

Q&Aでデータ共有について軽く触れていたのですが、App Groupでデータ共有ができるのでそこを活用するといいそうです。

Apple Watch開発する上でTipsになるような情報が盛り沢山なトークでした。

おわりに

自分もApple Watchアプリを作っていたことを思い出しました。

https://x.com/littleossa/status/1448488740855316484

https://dev.classmethod.jp/articles/akiramenaide-release-app/

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